本感想。■有川浩『ラブコメ今昔』 出版者:角川書店 装画:徒花スクモ 価格:1470yen(in ISBN:9874048738507

有川さんって刊行ペース速いですよねー。矢継ぎ早って感じ。今回は『野生時代』に掲載された約1年分の短編5本に、書き下ろし短編1本を加えた単行本。
5本目の「秘め事」(上官の娘と上官に内緒で付き合ってた陸自二尉の話)と書き下ろしの「ダンディ・ライオン〜またはラブコメ今昔イマドキ編」(元気がとりえの防衛大卒エリート三尉と、3つ年上陸自広報カメラ担当のニ曹くんの馴れ初め話)が好きかな。
あとがきで有川さん自ら書いてらっしゃいますが、これがまたこっぱずかしいのなんのw ニヤニヤしながら読ませていただきました。ゴチ。
■藤野千夜『少女怪談』 出版者:文藝春秋 装画:Tiv 価格:1260yen(in ISBN:9874163270005

帯キャッチ:
「とてつもなく愛らしく、けっこう惨酷。女の子四人のこわくない「怪談」。〜危うい年頃の切ない心模様を描き尽くした傑作短編集」 表紙(とゆーか幅広の帯)のイラストに騙されたw
コミック仕立てにコマ割りされてる表紙イラストは、シチュエーションだけなら本文1話目『ペティの行方』の冒頭部分をほぼ忠実にビジュアル化しているんですが(裏表紙側に萌え系食玩まで設定する徹底振り)、肝心要の女の子が本文中の描写/イメージと全然別人だ! いやー、騙された騙されたw ちょーっとー(ーー;)
本文は短編4本なんですが、どれもラストが謎も展開もぶった切る投げっぱぶりでかなり唖然。いいのかこれw
■葉山 透『ルーク&レイリア 金の瞳の女神』一迅社文庫アイリス版 レーベル:一迅社文庫アイリス イラスト:ひだかなみ 価格:650yen(in ISBN:9784758040150

富士見ミステリー文庫刊、2002年度第1回富士見ヤングミステリー大賞最終選考作。葉山透の記念すべきデビュー作にして、残念ながら3巻で止まってしまった名作、『ルクレリ』こと『ルーク&レイリア』が、新創刊のライトノベルレーベル[一迅社文庫アイリス]よりイラスト一新イメージ一新で奇跡の大・復・活! 一迅社の担当者さんありがとう!
イラストレーターが睦月れいさんからひだかなみさんに変更になったことで、雰囲気がガラッと変わったキャラクターたち。有り体に言えば、みんな若くなったw 主役の二人は18歳設定なんですが、ミステリー文庫版は見た目えらい妖艶で実年齢より上に見えるレイリア。一方アイリス版はほぼ年相応の容姿になってますね。本文中の微妙な修正として、若返ったw容姿に合わせるような描写に変更されてたりします。でもエリオットの容姿については、今回イラストでは金髪なのに、地の文では『茶髪』のままだったりして。微妙だけどその辺惜しいかなー。
加筆もチラホラ見られます。冒頭にレイリアのモノローグ追加。中盤の、ミステリー文庫では街のチンピラ3/5人相手に結構追い詰められていいとこなかったルークの戦闘シーンに加筆で見せ場増量。終盤、富士見ミステリー文庫ではいともあっさり解決してしまった『最後の謎』の解明に至る、ルークとレイリアの戦闘シーンが大胆に追加されておりました。ここの追加シーンはビックリですよ。ミステリー文庫版では、身は軽いけど戦闘は苦手っぽい印象だったルークが大きく改定された感じ。
また、街を見下ろすルークとレイリアの会話シーンに、なんだかいい雰囲気なシーンが追加。あと、エピローグのレイリアのデレ(演技)シーン。演技とはいえこれは嬉しい誤算。旧睦月キャラデではこのシーンはありえなかったw
完全書下ろしの短編「秘密の小箱」は本編始まる2ヶ月前の、レイリアとシャルフィの遭遇エピソード。こちらも楽しめましたよー。隔月刊行予定の2巻3巻は今回と同じく加筆修正+書き下ろしな構成になると思いますが、予想以上に期待できそう。今後の完全新作続編も楽しみです。
20080719II
ルーク&レイリア 金の瞳の女神 葉山 透/ひだかなみ 650yen(in
20021025FM
ルーク&レイリア 金の瞳の女神 葉山 透/睦月れい 567yen(in
20021125FM
ルーク&レイリア2 アルテナの少女 葉山 透/睦月れい 588yen(in
20030121FM
ルーク&レイリア3 ネフィムの魔海 葉山 透/睦月れい 588yen(in

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